安楽寿院 京都伏見区竹田

伏見区竹田にあります、安楽寿院にきました。

 

 

 

安楽寿院は鳥羽殿にあった多数の御堂のうち、

現在唯一残っているもので

その場所もほとんど変わっていないとのことです。

安楽寿院は鳥羽上皇が保延三年(1137年)、

藤原家成に命じて建立しました。

当初は東殿御堂と呼ばれ、

文献上の安楽寿院の名称は康治2年(1143年)です。

 

当寺の塔が記されています。

鳥羽離宮にはたくさんの塔が当時あり、

鳥羽上皇は三重塔葬られています。

 

上皇は鎌倉時代には大きな経済力を得、

両統迭立時代(一つの国が二つに分裂して争うこと)には戦の財源となりました。

しかし長い戦争で衰退し、勢力もなくなりました。

その後豊臣秀吉の手によって、再建しました。

本御塔や新御塔もほとんど当時のままで残っています。

再建後に火災にあっており、慶長十一年(1606年)

年紀がのっている棟札があります。

寺内には重要文化財があります。

本日は拝見できませんでしたが、

阿弥陀如来像と鳥羽法皇画像などがあります。

近くに城南宮もありますので、是非一緒に訪れてください。