夏の透かし

樹木の枝を切ることを剪定や枝おろし等々、色々な言い方があると思います。

植木屋さんは剪定のことを「木を切る」とはあまり言いません。

根元から無くしてしまうことを連想する「伐採」につながるイメージになるからです。

京都では樹木剪定の事をよく「透かし」と言います。

枝葉をほどよく小バサミ等で透いていくことを心掛けて仕上げていきます。

光や風の通りが良くなったり毛虫がつきにくくなり、また毛虫がついた時でも素早く目視で

確認できます。

 

透かし作業前

 透かし作業後

窓がすぐそばにあるので照度を確保するということでも透かし剪定は有効です。

 

 

透かし作業前

 透かし作業後

ここのお宅様では毛虫が良くつきます。風通しを良くしておけば

毛虫もつきにくく、毛虫がついたとしても素早く確認ができ対処することが

可能です。

近年、かゆみを伴う発疹の皮膚炎をひきおこすチャドクガの被害や、

樹木の汁を吸って樹木の病気などを引き起こすアザミウマやカメムシ、そして

カミキリムシが良くみられるようになってきています。

見つけて素早く対処したいものですよね。

 

(https://www.kyoto-yoshimurazoen.co.jp)㈱吉村造園 

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